2015年2月22日日曜日

足助の古い町で中馬のおひなさんを見て歩く:Discover Japan




1、足助の古い町並み
2、中馬のおひなさん



豊田市の山間に足助町はあります。

香嵐渓の紅葉がとても有名です。
シーズンには大勢の観光客が紅葉狩りに訪れます。

足助は、塩の道と呼ばれる足助街道、三州街道の宿場町。
奥三河の拠点として栄えました。

足助の町並み

そのため、山間部にも関わらず。
集落が発達しています。

古い屋敷

今でも当時の面影を思い起こさせる古い町並みが残っています。

モダンな建物

紅葉の時期に限らず、普段からこの街を大勢の人が観光に訪れます。



そんな足助の町ですが。
毎年2月の始めから3月の始めまでの1か月間。

中馬のおひなさんが開催されます。

足助交流館のひな人形

中馬とは、馬による陸上輸送の方法や業者のこと。

足助宿は塩の道。
三河湾で生成された塩を信州方面へ運ぶ中継地点となっていました。

内裏雛

そのためこの街道は中馬街道とも呼ばれ。
足助の雛祭りイベントは、中馬のおひなさんとなったのです。

大正後期のひな人形

この、中馬のおひなさん期間。
紅葉シーズンに並ぶ観光客がこの街にやってきます。

町中におひなさまが飾られています。

中馬館のひな人形

交流館のような公的な施設だけでなく。
商店の中や、一般の民家の玄関先にも飾られています。

油屋さんの店先

それをほぼ自由に見ることができます。

一般家庭の座敷

明治・大正・昭和から受け継がれてきた。
子供の健やかな成長を願って作られた雛人形。

古い趣

中には江戸時代の貴重な雛人形もあります。

普通の段飾りの雛人形は、時代によって流行があるのでしょうか。
様々なデザインのものを見ることができます。

中国風な建物

内裏雛の他にも、土雛や市松人形を飾っているところもあります。

五人囃子

土雛は、歌舞伎だったり七福神だったり。
雛かな?
思いますけど。

土雛

多くの土雛が並んでいると、ちょっと不気味。

赤穂浪士

市松人形はもっと不気味。

っていうか怖い。

無表情のおかっぱ頭の女の子。
サイズも4、50センチぐらい。

市松人形とひな人形
ちょうどいやらしい大きさ。

夜になると動くよね。
髪の毛が伸びるよね。

名前はたまみだよね。
きっと。

なじみ深い段飾り

そんな古い人形たち。
商店では、衣料品や靴などの新品と一緒に飾られています。

靴屋さんの靴と人形

ちょっとアンバランス感が楽しい。

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